自分らしく

すべて自分で選択した人生。自分らしく生きるために、胸のうちを綴ってみようと思います。

最近の私は

心穏やかで、彼の愛で心が満たされている。

特別に何かしてもらったわけでも、愛の言葉をもらったわけでもない。

ただ、彼が、私を必要としていることが伝わって、そのことが私の心を温かくする。

そう会えるわけでもなく、一緒に暮らせるわけでもない。誕生日もクリスマスも一緒には過ごせない。先のない、人に言えない関係。

それでもいいから、ずっと彼といたいのは、私にとって、彼がなくてはならない存在だから。それはつまり、彼を通して自分の存在価値を確認するということ。

そう考えると、この恋愛は自己愛に行き着くのかもしれない。

彼と

付き合って4年。

はじめて、お互いの家族に対する思いを話した。

彼が、家族というものを、子どもの帰る場所として、本当に大切にしていることを知った。子供達が巣立っても、孫を連れて帰ってくる場所。だから、生涯大切にすべきもの。

奥さまは、その家族を一緒に作り上げる同士で、大切なパートナー。


薄々分かっていたけど、彼の口からはっきり聞いた衝撃は大きくて、1日経ってもまだ消化できない。

だけど、嫉妬心はなかった。

だから私に対しても、こんなに愛情深いんだと妙に納得した。

家庭がぶち壊れるかもしれない危ない橋をなぜ渡るのか、矛盾と葛藤は続くけど。

もし彼と

結婚していたら、どんな未来があったかを考える。

私は、今の職業に就くという夢を諦めることはできなかっただろう。

仮に諦めていたら、きっと後悔したはず。

そうすると、大学卒業後、働きながらの受験期間2年、さらに研修期間2年、地方勤務2年、合計6年は自分のことで精一杯で、結婚どころではない。彼は、そんなに待てただろうか。昔付き合っていた頃は、いつも一緒にいようとしてくれた。私優先の彼の優しさに甘え、慢心していた。大事にされることがどれだけ尊いことか、若い私には分からなかった。彼に対して、野心がなくて物足りないとさえ思った。


もしあのまま彼と結婚していたら、私は彼に甘え続け、彼の良さを見失っていただろう。

きっとうまくいかなかった。

そう考えたら、今でよかった。

今だから、また純粋に恋をした。

結婚に縛られず、何の打算もなく、ただ愛情だけでつながるこの関係が、清々しい。

罪悪感は別にして。