自分らしく生きる

すべて自分で選択した人生。自分らしく生きるために、胸のうちを綴ってみようと思います。

夫のこと

私の仕事はフルタイム勤務の専門職。

残業はせず、終わらなければ持ち帰って夜なべして仕上げる。息つく暇もない。徹夜した日も数知れず。

子ども達は、夜泣きがひどく、体も弱く、頻繁に熱を出した。なりふり構わず駆け抜けた。一人で。

夫の協力は部分的だった。私が最低限お願いしたことだけ。

夫は当時から、ほとんど毎日終電で帰宅し、ただ寝に帰るだけの日々。分担してもらうことは物理的に不可能だった。

体も壊した。それでも、どうしても仕事を辞めたくなかった。石にかじりついてでも。

なんとか続けられた。その分、夫婦の信頼関係が揺らいだ。あの時、もっと夫に弱音を吐いて、助けを求めていたら、今とは違った関係を築けたのだろうかとふと考える。


夫のことは、心から信頼していた。

だけど、遠慮していた。夫の稼ぎだけでも暮らしていけるのに、私も働かせてもらっているのだと。

長い年月が、少しずつ私の心を閉ざした。夫の前で、心から笑えなくなった。


夫は多分気付いている。そして、とても優しくなった。今じゃない、一番苦しいときに助けてほしかったのよ。心でつぶやく。