いつのまにか
うまく使い分けている。
彼といるときの自分。
家族といるときの自分。
もともと人はいくつもの顔を持っている。それが一つ増えただけ。
彼に心を奪われていても、おくびにも出さず、家族の前でニコニコしていられる私は、我ながら女優だと思う。演技なのか、自然なのか、それさえも分からなくなってきた。
平気で嘘をつく。
必要な嘘だから。
家族を守るため。
私と彼の関係を守るため。
なんだか色々と吹っ切れてきた。
やり場のない気持ちを綴るために始めたこのブログも、春の訪れとともに、そろそろ卒業のときかもしれない。