自分らしく

すべて自分で選択した人生。自分らしく生きるために、胸のうちを綴ってみようと思います。

ふりだしに戻る

彼と20年ぶりに再会し、再び始まって1年が過ぎた頃、彼から言われた。

俺は、男女の関係じゃなくてもいいよ。

それは、家族を裏切っている罪悪感と、家族を失うかもしれない不安で身動きが取れなくなっていた私に対する彼の配慮だったと思う。

でも、当時は私にその覚悟がなかった。彼の愛に包まれる幸せを肌で感じたい。彼と結ばれる喜びを手放したくない。


それからさらに1年以上のときが流れた今。

彼とプラトニックな関係になる。

ようやく決心できた。

はずだった。


彼に伝えると、今は無理だと言われた。

会うと気持ちを抑えられない。

抱きたいと思う気持ちを封印して付き合えない。

プラトニックなら許されるとも思わない。


私が長い間ウジウジと悩んでいる頃、彼もまた考えあぐねていたということか。


私は彼を永遠に失う?

その恐怖でまた立ち止まる。

往生際が悪いのは私の方だ。

飲み友

彼と私の未来


この関係のゴール


男女の関係が終わっても彼とは繋がっていたい。


潮時はいつなのか。誰が決めるのか。


コロナ禍の今が、そのときかもしれない。

ステイホーム

家族との時間


彼が、自分で作った料理の写真を送ってくる。

私に見せたいって思ってくれることは嬉しい。けどね、分かっているのかなあ、それを食べる家族の存在を想像しちゃうってこと。

私は、彼の料理を食べることなんて、この先一生ないってこと。

能天気なメールを送ってくる彼を責める気はないし、何なら自分の心の狭さに落ち込む。

彼がおうち時間を楽しめてることは喜ばしいことなのに。私だってそうしてる。

お互い様で、おあいこなのに。


不要不急の関係だから、まだまだ自粛は続く。

会うべきではないときに、会わずにいられるか。そんな状況でも、相手を信じて自分の中の不安を解消できるか。


世界中が価値観の変容を迫られても、オンラインでは埋められないこの関係を守り抜けるのか、真価が問われている。