自分らしく

すべて自分で選択した人生。自分らしく生きるために、胸のうちを綴ってみようと思います。

お金の話~番外編~

彼とは、全くと言っていいほど金銭感覚が合わない。

彼はそこそこ稼いでいるし、いい暮らしをしている。

だけど、お金をかける基準がまるで違う。

彼は、自分でできることにお金を使うことを嫌う。例えば、ジムや整体。自分でできることになぜお金をかけるのかという考え。面倒や手間を惜しまないから、Uberも嫌い。料理も完璧。出汁は一から自分でとるし、餃子は皮から作る。麺類も粉から打つ。

いつでもコスパを追及する。例えば高級料理が美味しいのは当たり前で、安くて旨い物に価値を認める。



私がそこそこ高級志向で、自分にも投資していること、本心では理解できないだろうと思う。妻じゃないから文句は言わないけど。彼と結婚したら、絶対にうまくいかない。


その点、夫は、私の散財に寛容だし、お金をかけようと思うツボも同じ。

そうか、夫とは金銭感覚が合うんだ。そのことに気付いたのは、彼と付き合い始めてからという皮肉。

だけど、恋愛感情というものはやっかいで、価値観の相違とは別の次元で存在しているのだ。結婚と恋愛は別と言われるところのゆえんなり。

柔軟剤の話~番外編~

彼とは仲良くやっています。関係が落ち着いたので、ちょっと振り返り


彼と付き合いだした頃、気になったのは、彼の衣服から漂う柔軟剤の独特の香り。

香る度に、洗濯している奥様を想像して胸が苦しくなった。同じ柔軟剤を使おう!

常に香っていれば嗅覚も麻痺するし、気にならなくなると思った。我ながら短絡的発想。

ところが、ちょっと鼻につく珍しい香りで、どこのメーカーか分からない。彼に聞いても分からないだろうな。

スーパーを何軒もはしごして、片っ端から柔軟剤の香りを確かめる。私、何やってんだろ。多分、マイナーな外国製。うーん。突き止められない。諦めかけた頃、思いがけず判明した。仕事関係でお会いした女性から同じ香りがしたのだ。思いきって聞いた。

コンフォートというイギリス発の柔軟剤。

そこら辺では売っていない。

ネットで大量買い。家族に怪しまれないよう、徐々に使うように。彼はもちろん気付くはずもなく。

そうして1年が経過し、すっかり鼻になじんで嗅覚からの痛みが消えた頃、彼からその香りが消えた。ことに気付いた。

柔軟剤、変えたんだ。

次の柔軟剤を突き止める気力はもうなく。

このまま好きでもない香りを使い続ける気力もなく。

うちに積まれている柔軟剤レフィルを目にするたび、当時の記憶がよみがえり、心が痛い今日この頃です。

私、本当に何してるんだか、という話。

自分らしく

自分に正直に生きる。

ブログのタイトルをふと思い出した。

そのために始めたブログだった。

気持ちの整理のため。

備忘録のため。


読み返すと、欲張りな自分に気付く。

あれもこれも欲しがって、大切なものを失くしてしまうかもしれないけど、それを承知でこの恋に踏み出したことを思い出した。



結局、彼とは男女の関係に戻った。

プラトニックになるには、互いの想いが強すぎた。

彼からも、触れられないなら、会わない方がいいと言われた。

彼を失う勇気は今の私にはなかった。

理屈なしに大好きな人

もう考えること自体に疲れてしまい、しばらくは流れに身を任せてみようと思った。


どこに行き着くのか、どんな結末が待っているのか、分からないからこそ、今このときを慈しむ。