桜の下で
彼との一年越しの約束を果たした。
満開の桜の下のランニング。
去年、来年も必ず走ろうと約束した。今日、一年ぶりに彼の背中を追いながら、彼だけを見て駆け抜けた1年を振り返った。彼を愛し、喜びと苦しみで狂いそうになった。彼を思いやり、家族も大切にした。家族への罪悪感で押し潰されそうな日々。それでも彼を一途に想う自分に嫌悪したり、開き直ってみたり。
だけど、終わりは近づいている。
いつか、この関係が終わっても、疎遠にはなりたくない。
彼の言葉。
その言葉の意味を考える。
来年も、桜runが実現したら、そのとき、私たちは、友達以上恋人未満のセカンドパートナーになっているかな。そうなれるといいな。